シニアの筋トレ(2)

シニア筋力トレーニング下肢

シニアの筋トレ(2)下肢のトレーニング

シニアのみなさん、こんにちは。
シニアの筋トレ第2回目です。

前回は、上肢(腕)の筋トレを行いました。みなさん、続けていますか?

筋肉を一定水準以上保っていれば、高齢になっても自立した生活をおくることができます。ひごろから少しずつ体を動かして筋肉をつけておく「貯筋運動」という活動もありますので、無理をしない範囲でがんばっていきましょう!

『貯筋のすすめ』〜健康体力づくり事業財団〜

さて、今回は「下肢(足)のトレーニング」を行います。

「シニアの筋トレ」プログラム担当の小川コーチに、足腰の筋トレについても聞いてみました。
足腰を鍛えると、
◯シニアの大敵である転倒を防ぐ事ができる。
◯下肢の筋肉がつけば、階段の上り降りや歩くのが楽になる。

というメリットがあるとのこと。

個人差はありますが、歳とともに骨ももろくなり、転倒して骨折しやすくなります。それをきっかけに寝たきりになったり、介護が必要になる場合もでてきます。(※文末参考資料「要介護度別にみた介護が必要となった主な原因」)
そうなる前の予防としても筋肉をつけておきたいところです。
また、いつまでも元気に楽しく歩けたら最高ですね。

ではさっそく、トレーニングメニューの紹介です。
…が、前回同様、無理をしないで、少しでも違和感を感じたらやめる勇気を持ってくださいね。

足腰を丈夫にする筋トレのメニューは2つです。太ももの前側とふくらはぎの筋肉をつけていきます。

太ももの前側を鍛えるならスクワットがいい!

スクワットイスから立ち上がる動作をイス無しで行います。
コツは膝が前に出ないようにお尻を突き出すことと、手をのばした状態で行うこと。
太腿の前側の筋肉を鍛えます。

ふくらはぎを鍛えるには、かかと上げが効果的!

かかと上げイスや机に手をついてかかとを挙げます。
コツはゆっくりと正確に行うこと。
ふくらはぎの筋肉を鍛えます。
具体的な筋トレ方法は下のムービーで。

最後に、筋トレの鉄則をおさらい。
「筋トレで大切なのは、ゆっくり正確に行うこと」
「決して無理をしないで、少しでも違和感を感じたら、やめる勇気を持つ

毎日少しずつでも効果はありますので、ぜひ続けてみて下さい!

参考資料:厚生労働省「平成25年国民生活基礎調査」介護の状況(PDF)

小川コーチへのメッセージや質問は、下の欄からお送りください。

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    シニアの筋トレ(1)

    シニアの筋トレ(1)上肢のトレーニング

    シニアのみなさん、こんにちは。
    空気も澄んで過ごしやすい季節となりました。
    秋といえば、食べ物がおいしい季節!夏場に細りがちだった食欲を取り戻して、体力をつけましょう。

    「体力」ってなんだろう?

    ところで、「体力をつけて」とよく言われますが、体力ってなんでしょう?
    「あの人は体力があるなぁ」
    「年々体力がなくなって…」
    などと、普段からよく使う言葉です。タフである、疲れにくい、なんていう意味で使うことが多いでしょうか。

    身体の内容となる筋力,瞬発力,持久性,敏捷性,柔軟性,調整力などの容量を総称する用語。通常,積極的に発動する行動体力と,体格,内臓器官,抵抗力などを包含する防衛体力とに分けて考えられる。
    (出典:ブリタニカ国際大百科事典 )

    「筋力,瞬発力,持久性,敏捷性,柔軟性,調整力」をあわせて「体力」。

    今回はその中の「筋力」を特集します。
    家の中でもできる簡単筋トレ講座です。

    家の中でお手軽筋トレ

    筋トレは、アスリートや若い人のためのものではありません。
    放っておくとどんどん筋力が落ちていくシニアこそ、筋トレが大切なのです。
    「毎日筋トレやってるよ!」という方、さすがです!ぜひ続けてください。
    「え〜筋トレ…わざわざしなくちゃダメ?」と思った方、ぜひムービーをご覧になって、やってみてください。

    「シニアの筋トレ」プログラム担当の小川コーチに、シニアにおすすめの筋トレについて聞いてみました。
    くわしくはムービーを観ていただくとして、
    話をまとめると、
     ◯一箇所ではなく、体中の筋肉をバランスよく鍛えていくのが大切
     ◯ゆっくりと動かすのがポイント
     ◯無理をしないで、少しでも違和感を感じたら、やめる勇気を持つ

    だそうです。

    具体的な筋トレ方法は下のムービーで。
    ダンベルがなくてもペットボトルがあればできますし、座ってでもできるところがいいですね。

    「筋トレで大切なのは、ゆっくり正確に行うということです」
    「そして、決して無理をしないで、少しでも違和感を感じたら、やめる勇気を持ちましょう」

    次回は、「シニアの筋トレ(2)下肢(足腰)のトレーニング」を行います。
    上肢と下肢の両方をバランスよく鍛えましょう。

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